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花森弘卓 白金高輪硫酸事件

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2021年8月24日夜、東京メトロ南北線の白金高輪駅出口のエスカレーター付近で、22歳の男性が硫酸をかけられるという事件が起きました。顔に硫酸をかけられた被害者男性は、両目の角膜を損傷。失明こそ免れましたが全治6ヶ月の大怪我を負いました。

犯人の男は黒づくめの服装で改札から被害者の後をぴったりと着いてきており、追い抜きざまに硫酸をかけたとされます。通り魔的な犯行ではなく、明らかに被害者男性を狙っての犯行でした。

花森弘卓のFacebookを調査

花森弘卓容疑者のフェイスブックを調査しました。

しかし、該当するアカウントは見つかりませんでした。

こちらが警察署に護送された姿です。

他のSNS、InstagramやTwitterも調査してみましたが、花森弘卓と思われるアカウントはありませんでした。

花森弘卓と被害者の関係

花森弘卓と被害者の男性はともに琉球大学出身で、在学中に二人は同じ映画サークルに所属していました。

花森弘卓は被害者男性よりも2歳年上で、学年も1つ上です。

こちらが琉球大学の場所です。

被害者男性は捜査官から花森弘卓に恨まれるようなことはなかったか尋ねられると「花森さんにタメ口で話しかけていたところ、『年上に対してタメ口を聞くな』と怒られて険悪な関係になった」と話しています。

最初に2人が映画サークルで出会った時、花森弘卓は自分の学年や年齢を明かしていませんでした。そのため被害者男性は「同学年、同年齢だろう」と思い込み、悪意なくタメ口で話しかけていたといいます。しかも先輩だったことが明らかになった後に被害者男性がこれまでの態度を謝罪したものの、花森弘卓の方から「今さら敬語を使われても気になるし、今まで通り(タメ口)でいいよ」と言われて、タメ口で話し続けていたそうです。

タメ口といっても「花森」と呼び捨てにしていたわけではなく、サークルの男子学生の多くが「コーチ」とよんでいたので、そのあだ名で呼んでいたと言います。

さらに2人が知り合った年の秋には花森弘卓は別のサークルに入り、被害者男性とは疎遠になっています。

この後、花森弘卓は家庭の事情で琉球大学を辞めて静岡大学の農学部に編入しているのですが、被害者男性はそのことさえ知りませんでした。

2020年9月、花森弘卓は疎遠であった被害者男性に突然LINEで「来週、沖縄に行くんだけど泊めてくれないか」と連絡を入れます。

被害者男性は「いいよ」と返信したのですが、なぜか花森弘卓は突然怒り出し、「年上に向かってタメ口を聞くな」「節度のある態度を求めます」などと文句のメッセージを送りつけてきました。

この時、4年生で卒業論文の制作に追われていた被害者男性は、忙しい時期のうえ、コロナ禍でありながら宿泊を承諾したのになんでこんな反応をされなければならないのか、と花森弘卓に嫌悪感を覚えたといいます。そして「サークルの同期で友人だと思ってきましたが、そのような関係を強要されるのなら家には泊められない」と返信し、花森弘卓のLINEをブロックしたとのことです。

花森弘卓のLINEをブロックした約2週間後、被害者男性のもとに住所以外がすべてアルファベットで書かれた奇妙な茶封筒が届きます。

差出人は大学時代に同じサークルにいた留学生で、封筒の中にはA4サイズの紙が折りたたまれ以下のような文言が綴られた手紙が入っていました。

「絶縁します」「お前みたいな低脳にはわからないだろうが俺は先輩だ」

「あなたにまじないをかけた。君が反省すれば解くヒントが見つかる」

 

引用:「僕はなぜおそわれたのか」硫酸事件被害者 初めて口を開いた

これを見た被害者男性は送り主はサークル仲間の留学生ではなく花森弘卓だと察し、気味が悪くなってすぐに手紙を捨てたといいます。

その後、花森弘卓からの接触はなかったものの、2021年4月頃、琉球大学時代の友人から花森弘卓が自分の家や勤務先を調べまわっているという噂を聞き、危機感を覚えたと言います。

そして2021年7月下旬、仕事帰りの被害者男性が深夜に東京メトロ南北線の六本木一丁目駅の改札を通ると、後ろから「おーい」と呼びかけられ、振り返ると花森が立っているという不気味な出来事が起きたのです。

六本木一丁目駅は被害者男性の自宅最寄り駅ではなく、この日はたまたま違うルートで帰ろうと利用しただけでした。しかし待ち伏せでもしていたかのように姿を見せた花森は、ついて歩いてきて、タクシーにまで一緒に乗り込んできたそうです。

タクシーでの移動中、花森は「今は寄生虫の研究をしている」「取り掛かっている研究でノーベル賞候補になるかもしれない」「オリンピックの通訳を頼まれて、研究の合間を縫って東京に来た」などと話し続けていたといいます。

LINEでのやり取りやブロックをしたことについて謝ると、「もう怒ってない」と返されたため、被害者男性は気味の悪さを感じつつも、わだかまりはなくなったのだと胸をなでおろしました。

しかし、その約1ヶ月後に花森は白金高輪駅硫酸事件を起こしたのです。

事件時、急に得体のしれない液体をかけられた被害者男性は反射的に目を閉じていたため、犯人の顔を見ていませんでした。

最初は酔っ払いに水でもかけられたのかと思ったものの、唇に酸味を感じたために酸性の液体をかけられた可能性が高いと判断し、周囲の人に助けを求めてミネラルウォーターで顔や身体を洗い流してもらったといいます。ですから犯人の後ろ姿さえ確認できなかったのです。

入院後、警察に「犯人に心当たりは?」と聞かれた時に被害者男性の頭に思い浮かんだのが、7月の末に和解したはずの花森弘卓の顔であったそうです。

そして事件から2日が経ってやっと目が開けられるようになり、警察に渡された防犯カメラの映像を見たところ、花森によく似た人物が映っていることを確認し、「やはり犯人は花森さんだったんだ」と思ったといいます。

しかし、花森との間にトラブルがあったとはいえ、そこまで恨まれるようなことだったのか、LINEのやり取りが原因でこんな凶行に及ぶのかと被害者男性は困惑しており、毎日新聞の取材に対しても「なにが(花森の)動機だったのか知りたい」と語っていました。

白金高輪駅硫酸事件の裁判

2022年9月20日に初公判が行われ、出廷した花森弘卓被告は「間違いないです」と起訴事実を認めました。検察側は冒頭陳述で花森被告は琉球大学サークル内で「いじられキャラ」だったと指摘。弁護側は精神鑑定から事件当時、自閉症スペクトラム障害や、からかいによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)だったと強調。母親が他界して実家で1人暮らしをするうち、「元後輩が自分を探し出して殺そうとするかもしれないと思うようになった」とし、情状酌量を訴えた。
起訴状によると、花森被告は2021年8月、駅構内で、サークルの後輩だった男性の顔などに硫酸を掛け、ケロイドなどの後遺症を伴う約3カ月のけがをさせるなどしたとされる。

 

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