東大前殺傷事件の犯人が、東海高校の2年生であることが、文春にて報じられ特定されました。
ここでは、東海高校犯人の人物像や父親との関係、犯行動機などをまとめていきます。
東大試験会場事件の犯人「愛知県民特有の見栄っ張り親に育てられた悲劇か」
東海高校犯人の家族「父親に殺される前に他人を巻き込んで・・」
東海高校(特定)犯人「なぜ東大・医者にこだわるか」
東海高校が犯人の高校と特定されましたが、実際に東海高校は、「東大に入って医者になる」ということがスタンダードなのでしょうか。
殆どの学生がそのレベルで、犯人だけが落ちこぼれてしまったのでしょうか。
犯人の学校が東海高校と特定され、医学部合格者数がナンバー1ということでも話題になっています。
東海高校の3年生の人数と進路実績を見てみると、3年生の生徒数435名のうち、東大合格者数は26人、医学部合格者数149名、となっています。
1学年で医学部合格者数が149名と確かに多く、割合で言うと約半分の生徒が医学部合格しています。
しかし、東大合格者数は26名であり、上位約17%であることがわかります。
しかも東大合格者といっても全員が医学部志望とは限らないようです。
後輩だけど東大理3なんて1人か2人くらいしかうからに受からないぞ
なかには大馬鹿もいるし、そんな奴だと見栄で東大受けるといってるだけで恐ろしいほどの低偏差値
東海高校の犯人は成績が振るわなかったとのことなので、東海高校でも1人か2人しか受からない東大理Ⅲを望むのは無理だと早々にあきらめたのかもしれません。
しかし、東大以外の大学医学部に入学した生徒の方が圧倒的に多いので、東大でなくても医者は目指せるわけです。
別に東大で医学生をすることはないと思う。
地方国立大学の方が医師国家試験によく合格してるよ。
報道によると、東海高校の犯人は、クラスでも成績の良い方だったとされていますので、東大理Ⅲは無理でも、他の難関大学の医学部にも入れた可能性があります。
なぜ、あそこまで「東大医学部」に執着するのでしょうか。
本人の目標じゃなくて親なんかの目標でしょ
おかしくなる前に親が子供に諦めることが大事
両親の性能が良くても、子供ガチャは失敗することがある
こいつ医者になりたかったわけじゃなくて周りに凄いと思われたいとか権威みたいなものに執着してただけだよね
理由の1つに考えられるのは親、兄弟や叔父などの親類もみんな東大出て医者になっているということです。
「優秀な自分の息子なのだから、同じように出来るだろう」と、本人からしてみたら過度な期待をされてしまったのかもしれません。
または、親から直接言われてはいないけれど、周りか凄いと言われたいとか、見栄体裁のために執着していた可能性もあります。
いずれにしても、家庭環境、親との関係などがゆがんでいることが原因でしょう。
東大試験会場事件の犯人「愛知県民特有の見栄っ張り親に育てられた悲劇か」
東海高校犯人の家族「父親に殺される前に他人を巻き込んで・・」
東海高校犯人と父親の関係「父親が脅威となったか」
東海高校と特定された犯について、「親からのプレッシャーがすごかったのではないか」「毒親の被害」など、原因は親や家庭環境なのではないか、という声が多くあります。
名古屋教育虐待殺人事件や9浪で医学部受験失敗した31歳女性がスパルタ教育の母親をメッタ刺しにした事件など、受験や教育などが原因で親が子を、子が親を殺害するという事件が多くあります。
名古屋教育虐待殺人事件では、スパルタ教育の父親が、小学生の息子を殺害しましたが、もし、息子が高校生に成長し、あるときプツンときれ、父親を殺害してしまう可能性もあったかもしれません。
昔だったら金属バットで親をぶっころしてたパターン?
神奈川金属バット両親殺害事件
1980年、神奈川に住む2浪目の浪人予備校生(当時20歳)が、エリートの父親と母親を金属バットで殴り殺した殺人事件。
まだ教育虐待という言葉もなかった時代であったが、受験戦争を象徴する事件として話題になった
東海高校犯人の父親が、教育虐待や過度のスパルタ教育をしていた可能性もなくはないですが、犯人はもともと勉強が出来て、一生懸命勉強はしてきたので、あからさまな教育虐待などはなかったのではないかと思われます。
ただ、立派すぎる父親をもったことで、「自分も父親のように東大を出て医者にならなければならない」と、自分で自分を追い詰めてしまったのかもしれません。
立派すぎる父親は、時に脅威になります。
東海高校の犯人は、父親の脅威にさらされ、自分自身の存在意義=東大・医者としか考えられなかったのではないでしょうか。
医者になることと現役で大学合格することは別の次元。
この子にとっては、「現役で東大に合格する」ことが最終目的であって医者になる事は実はどうでもいいのだろう
東海高校の犯人は、心から「医者になりたい」と思ったわけでなく、「東大に現役で合格する」ことが人生一番の目標だったのでしょう。
なぜかというと、「病気や怪我を直す医者になりたい」と本当に願っている人間が、人を傷つけるわけがないからです。
「医者になるのは実はどうでもいい」「立派な父親と同じ東大に入れば俺も立派な人間だ」と思っていたのかもしれません。
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